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Meet your USkJ friends: interview with Ryoji Nakayama

今回インタビューしたのは、面白い経歴をお持ちのRyoji Nakayamaさんです。

This time I interviewed Ryoji Nakayama who has quite a unique career.




上:ネパールでスケッチ

Sketching in Nepal


Q1,スケッチを始めたのはいつ?USk/USkJとの出会いは?



7年位前ですかね。25歳の時に毎日何かをスケッチしようと思ってはじめました。元々、私は商社勤務で、その時の会社が東京の虎ノ門にあったのですが、虎ノ門はビルばかりで緑が少ないということから、これは良くないなと思って、緑地とか庭園を作る仕事に興味を持ったんです。その後働きながら、ランドスケープデザインというのを学び始めたのですが、そこの先生が毎日何でもいいからスケッチしなさい、ということがきっかけでした。中学の時とかは絵が好きで、漫画家になりたいと思って、ギャグ漫画とか描いてましたから、良いきっかけで絵の楽しさを思い出せたな~と感じます。ギャグ漫画家はネタが浮かばなくて諦めたのですが…
それから商社を辞めて、ニュージーランドのクライストチャーチというところに引っ越してランドスケープの仕事をするんですが、その時地元のスケッチグループに所属していたんです。そこでは月2回(確か)土曜日にみんなで集まって、街とか、建物とかを自由に描くみたいな活動をしていました。そこのメンバーがUSkのニュージーランド版に所属していて、そこでUSkのことを知りました。ただ自分の住んでいた都市では特に活動はしていなかったようなので、そのときは特に関わりはありませんでした。
その後日本に戻り、みんなでスケッチする感覚が懐かしくて検索してみたらUSkJ を発見し、今に至る…という感じです。
話は違いますが、今虎ノ門に緑を作るプロジェクトにも関わっていて、考えたことは意外と実現できるものだなあと感じています。



When did you start sketching? And how do you get involved in the USk/USkJ community?



I guess it was around 7years ago? my landscape design teacher advised me that sketching something every day is a good way to improve the drawing skill. I don't know everybody knows that but now I am working as a landscape designer, but my previous job was completely different.
Originally, I was working for a trading company, in Toranomon, Tokyo. At that time, Toranomon was full of buildings and not much greenery, and I thought it was not good for people working there, then I became interested in the job field to create green spaces and gardens. After that, while working in the company, I started to study landscape design. And that was my origin of the sketching history. I liked drawing when I was a child and wanted to be a cartoonist when I was around 15 years old, so it was a good opportunity to remember the fun part of the drawing.
I knew about the USk, not in Japan but Newzeland. After quitting the trading company, I moved to Christchurch, New Zealand to work as a gardener, and at that time I had belonged to a local sketching group that held the sketching event twice a month Saturday. Their style was quite similar to the USk(J), like sketching outside scenery or buildings, whatever they feel they want to on the site, but that was just a local group. Some of the members of that sketching group came from a different city of New Zealand and they had the experience of joining the New Zealand version of the USk, then I knew this existence from them.
Although I've never related to the USk there, after coming back to Japan, I missed the feeling of sketching together with people and found USkJ. I immediately sent a message and here I am.
It's not the story about sketching, but I'm currently involved in a project to build greenery in Toranomon, and I feel that what we think of can be realized unexpectedly.



New Zealandにて

Drew in New Zealand


Q2,何をスケッチするのが好きですか?(人物、建物、雑踏、食べ物など)


人のいる風景を描くのが好きです。特に人がいっぱいいて賑わいのある場所を描くと、絵も活き活きしているようで楽しいです。最近はまとまった時間を確保するのが難しいので、スキマ時間に描けるような場所、例えば電車内とでも描いています。構造物とか建築とかも描いてはいますが、何回も同じラインを繰り返さなくてはいけないような景色は描いていて疲れるので苦手です。性格的にはかなり大雑把なので時間をかけてスケッチをするのはあんまり好きじゃなくて、もっと簡略的に描ければいいなといつも思っています。




what do you like to sketch particularly? ( people, architect, street crowds, food, etc)



I like to draw landscapes with people. I especially enjoy drawing lively places, because it makes the picture come alive. These days it's difficult to find time to draw, so I draw in places where I have nothing to do, such as on the train. I sometimes draw structures and architecture, but actually, I don't like to draw scenery where I have to repeat the same lines over and over again because it makes me tired. Also, I like to draw in a short time, and I always wish I could draw in a simpler way.



正月に北アルプスの山小屋で、吹雪いて外に出れなくて描いてたもの

Inside the mountain cottage in Northan Japanese Alps during the time of blizard.



Q3,USkJに参加して、あるいはスケッチを通じて日常がどう変わった?



自分の場合、スケッチは好きなのですが、忙しくなると他の事を優先してあんまりスケッチしないんですね。最近スケッチするのは、電車に乗っているときくらいでしょうか。あと、登山中で山中に行列ができて、動けなくなったとき。スケッチは個人的には瞑想みたいな感じで、スケッチしていると時間とその空間の感覚が穏やかになるような気がします。でもUSkJに参加することで、強制的に描かなくてはいけない環境になるのはいいことだなって思っています。ニュージーランドから日本に戻って、しばらくスケッチしてない時期があって、その後、日本のアーバンスケッチャーズのことを知って、初めてUSkJに参加したのが、戸越銀座だったかなぁと思うのですが、それ以降はちゃんと描き続けていました。今はコロナでUSkJの活動は停止中なので、他の事を優先してしまいがちで、あんまり描けていません。オンラインで色々と活動がありますが、個人的にはやっぱりオンラインだとダメで、みんなと会って描くというのが必要みたいです。



What's brought urban sketching in your life?



Although I like sketching, I don't do much sketching when I get busy because I prioritize other things. The only time I sketched these days were when I was on the train, and I was in the mountain stuck in a human traffic jam and I couldn't move. Sketching is like a meditation, I can be quiet mode wherever I am.
I think, for me, USkJ created an opportunity to draw again. After coming back to Japan, I didn't sketch for a while because I missed interacting with people. And then, I contacted USkJ, I participated in my first event at Togoshi Ginza(if it is correct), and I've been drawing ever since. Everybody's drawings are inspired me a lot, and I always feel I need to keep up with them.
I haven't been able to draw much after the pandemic since all the sketching events were canceled. I know there are some online, but now I need to meet people in person to motivate me to draw.



USkJの多分今年のはじめのイベントで描いたもの

This was the first one done in this year's USk Japan sketch event


最近山で渋滞になったとき

Sketched while hiking where jam packed by climbers


Q4, 好きなスケッチャーは誰?



James Richards でしょうか。彼の本を読んで野外スケッチをやってみようと思い、今の絵を描くようになったので。元々、スケッチを始めたときは身近なもの、コップとか、果物とか、手元にあるものを描いていただけなのですが、この本に出会って、アーバンスケッチにも挑戦するようになりました。



Name your favorite / inspirational sketchers.



James Richards, I think. After reading his book "Freehand Drawing & Discovery", I decided to try outdoor sketching, and that's how I came to do my current sketching. When I started sketching, I just drew things that were close at hand, like cups, fruits, etc. But when I came across this book, I started to try urban sketching.



アメリカコロラドにて

Sketch done in Colorado, USA


東京駅ライトアップ

Lit up Tokyo station


Q5, USkJでやってみたいことはありますか?



うーん、またみんなで活動できるといいですね!みんなと再開できるのが楽しみです。



Are there anything you want to try as USkJ activity?



Well, I hope we have a sketching event again! I'm looking forward to getting back all together again.



スケッチ会では、短時間に群衆のいる複雑な街の景観を描きあげていたのを何度か見せていただいていましたが、次回ご一緒する機会があれば,
ぜひその手際のいい、スケッチのプロセスも見せていただきたいなと思ってます。

I have seen his sketches that captured intricate town views including multiple people in them, now I crave to observe his efficient prosee directly when we have chance to meet at sketch gathering next time.

Meet your USkJ friends : interview with Shirakawa-san

今回インタビューさせていただくのは、USk Japanの顔とも言えるロゴのデザインを考えてくださった白川(Hiroyuki Shirakawa)さんです。桜と富士のマークは誰がみても納得の愛されるアイコンですよね。スケッチ会にはよく白川さんと奥様とご一緒で来ていただいていて、仲良く一緒の趣味となったスケッチについてのお話もされています。お楽しみに。




1、アーバンスケッチャーズジャパン(以下USkJ)にはいつからどういう理由で参加しましたか?


スケッチという意味では、3年ほど前からです。グラフィックデザインの仕事をしていていつも忙しくしていたので、仕事以外で何か描こうということが、ほぼ30年ほどありませんでした。しかし、ここ数年仕事が落ち着いてきたので、また何か描いてみたい気持ちが盛り上がっていました。その時、ロンドンでMike Daikubaraさんの本を買ったのをきっかけに描き始めました。USKJはそのMikeさんの本にUSK10周年のシールが貼ってあって、興味が湧いてUSKJのサイトを訪れたのがきっかけです。最初に参加したのは2018年8月の旧古河庭園からです。めちゃくちゃ暑くて1クールでの終了でしたが、帰りのビールが美味しかったのを、今でも覚えています。
USKJのいいところは、自由なところです。プロの方からスケッチを最近始めた方まで、いろんな人がいらっしゃいますが、批評しない、競争しない、お金にならないところがいいです。いつも仕事でグラフィックデザインをしていて、自分の作ったもので競争し、商品になり、批判にさらされることが日常ですが、良くも悪くも、かなりのストレスにさらされます。で、スケッチは息抜きというか、逆に何も考えずに描くことを目的にしているところもあります。なので今のところ欲がないのでいつまでたっても上手くなりません(笑)。








また2018年にUSKJのロゴを作らせてもらいました、松川さんから皆さんへアナウンスがあって、意外に誰も声をあげなかったので、何か貢献したいと思い、私が手を上げました。好きに作らせてもらったので特に苦労した点はありませんでしたし、アイデアもいくつかすぐに出たので非常に楽しかったです。また、松川さんやMomokoさんがハンコにしてくださったり、NaokoさんたちがTシャツにしてくださったりと、いろんなところで展開されるとうれしくなります(そういえば、あのTシャツ、私も購入したいです)。また、日本に来たスケッチャーの思い出のしるしになればといいなと思っています。





白川さんはロゴのデザインする際5つの候補を作ってくださいました。それらをUSk JapanのFBグループで投票にかけて一番人気のデザインを採用したのでした。それから、裏話ですが、ロゴを使ったエコバッグかTシャツを作ろうか、という案が上がり、ダミー的にコアメンバー数名がロゴのデザインを借りてオリジナルのTシャツを制作、今後どう展開しようか、と話し合っていた途中だったのでした。はい、ユニフォームの話し合いもまたスケッチ会が再開されたらぜひ白川さん交え行いたいです!



2、アーバンスケッチを始めてからはスケッチがあなたの日常に何をもたらしました?


スケッチミーティングは、いつも妻と一緒なので冷やかされるのですが、以前はほとんど休みもなく仕事ばかりで、一緒にどこかいくこともほとんどありませんでした。仕事が一段落した今、休日くらいは一緒にいようとしています。それでUSKJのスケッチに誘ったのですが、これが結構、妻もハマったみたいで、今もたまに一緒にスケッチをしています(妻のスケッチの画像を載せようとしましたが、許可が降りませんでした)。



残念!(お二人のスケッチ旅行でのお写真もリクエストしていたのですが)



3、好きなスケッチャーは誰?


やはり、スケッチを始めるきっかけになった青江健二さんとMike Daikubaraさんです。青江さんは青、赤、黄の三色だけで描いているのですが、深くしっとりした水彩画は引き込まれます。また、Mikeさんはさっと描いて軽やかで、雰囲気があって雑誌のカットのようで憧れます。あとスケッチャーではないですが、20世紀のアメリカの画家のエドワード・ホッパーや藤田嗣治などの画家が好きでポスターを家に貼っていたりします。





4、どんな画材を使ってますか?


画材についても、ほぼ全く探究心がありませんでしたので、水彩絵の具は学生の時に使っていたホルベインの12色を、ペンも学生の時に使っていたピグマを仕事場の近くの神保町の文房堂で買い直しました。スケッチブックは仕事でモレスキンの手帳を使っていて、そのシリーズにスケッチブックもあることを知ったのでアマゾンで買いました。昨年の四谷のミーティングに参加して、皆さんといろんな画材や書き方をお聞きして自分も万年筆を使ってみようなんて思うようになりました、特にShinさんからWinsor & NewtonのPayne’s Grayを教えてもらい、いつもはパレットをグチャ混ぜにしたグレーを作っていましたが、これはすでにすごい綺麗なグレーですごく気に入っています。スケッチ会の時はあまり喋らないので、このような会はまたできるといいですね。






5、何をスケッチするのが好きですか?(人物、建物、雑踏、食べ物など)?


休みの日は家にいるよりどこかにいく方が好きなので、どこかに行った時、その風景や食べたものを描くのが好きです。なので、この自粛時に部屋の中で同じところを描き続けるのは修行僧のようでした(まあまあ、楽しかったですけど)。逆に人物は苦手です。動くし(あたりまえ)、顔も似ないし(練習不足)です。最近は雲を描いてます。広いところでぼんやりとしながらなので、気持ちがゆったりしますが、やはり雲もうごくので、なかなかうまくいきません。



1回目、部屋を描く

視点を変える

画材を変える

表現手法を変える



6、USkJでやってみたい事はありますか?

また、みなさんと一緒にスケッチがしたいですね。スケッチを通じてより一層みなさんと知り合えたらと思っています。それとUSKJで英語を上達させたいです。最初、この会に参加した理由の一つに英語をもっと上達させたいと思っていました(今思い出しました)。が、皆さん英語があまりにも堪能(あたりまえ)でやや尻込みしてしまっているので、なんとかミーティングが再開したら頑張ってみたいと思います。
あと、広重が描いた東海道五十三次のいまの風景を描くという勝手に企画を、気ままにUSKJでやらせてもらっているので、この状況が終わったらまた再開したいです。




現在の神奈川宿あたり、今も同じお茶屋さんが残っています。



三島宿、広重と同じ場所と思って描いたところは別の場所、裏門でした。とほほ。


デザイナーの仕事とは別に、スケッチではどんなところにこだわりがあって、逆にある点にはこだわりがないんだというのがわかってくると、その人なりの奥行きというか、視点が面白く伝わるなあと思いました。以上、白川さんでした。

Meet your USkJ friends : interview with GoLow Kajigaya

今回インタビューさせていただくのは毎日精力的に電車内や喫茶店、アトリエにて描かれたスケッチの投稿を続けていらっしゃる、エネルギッシュな作風が特徴のかじがやごろぉさんです。
私がごろぉさんと直にお目にかかれたのが昨年(2019)の神楽坂でのスケッチ会でした。
大きな白い紙に墨で一気に描き進めていく様子は書道家の所作を思わせるような大胆で勢いある、ある種ジャパニーズ魂を感じさせるものでした。
(写真は12月の神楽坂スケッチ会での様子 photo by Kumi Matsukawa)



●自己紹介
1952(昭和27年)5月2日生まれ。大阪に生まれ、転勤で川崎へ転居したのは21年前。既婚。現在二人住い。
40年間、オフィス家具メーカーの広報部で広告宣伝業務担当し、65歳で退職。現在は川崎市にある大学で草刈りや樹木の手入れなどの仕事に従事。力仕事の傍ら森の中で自然観察に明け暮れています。
10歳頃から描き始め、大阪時代は油彩を中心に制作し個展を数回、東京転勤後から電車車内スケッチを始め車内素描だけの個展を3回開催、その後はスケッチブックそのものを展示するグループ展に絞り参加、現在に至る。





1、アーバンスケッチャーズジャパン(以下USkJ)にはいつからどういう理由で参加し、それは主にどの形態ですか?(FB、インスタに投稿、スケッチ会参加、ブログ投稿、その他) 


FACEBOOKにて3年程前からUSk ROMAやNEWYORKに参加、時々投稿。USkJへは2018年から投稿を開始。 USkJのスケッチ会には2019年11月の神楽坂に初参加 

 

2、アーバンスケッチを始めてからはスケッチがあなたの日常に何をもたらしましたか? 

 アーバンスケッチと私の日常 
 東京転勤後から日々日常をスケッチする事に専念。スケッチブックそのものを私の作品と考えていました。スケッチブックに番号を付け始めてから現在までに約150冊を溜め、それ以前よりの物を含めると200冊程度はあると思います 

 3、アーバンスケッチャージャパンでの活動として、今後どんなことをしていきたいですか? 

 アーバンスケッチの活動 
 このグループには決まり事がほとんどないので心地よいと思っていますが、首都圏から北海道、東北、信州、四国などの地方のグループが誕生してゆけばいいなと思います。それぞれの地域の特色があるスケッチャーの絵を見たいです。 

 4、ご自身が活動する「楽がき会」はどういう会ですか? 

 スケッチ楽描き会 
 2013年12月にスケッチブック展(楽描きの会)を立ち上げました。
メンバーは福岡、神戸、京都、川崎で各一人ずつです。その取り組みで川崎で生まれたのがスケッチ楽描き会です。現在、元々のスケッチブック展の集まりから私は抜け出していますが川崎で継続して活動し、月一度のスケッチ会と年数回のスケッチブックをそのまま作品として展示する【スケッチブック展】を川崎と横浜で開催しています。
USkJとほとんど同じ趣向だと思いますので、USkJとほとんど同じ趣向だと思いますので、 USkJ主催で【スケッチブック展】を開催して頂けたら嬉しいです。 

 5、ブラシペンに墨汁を入れて描いたり、タリーズコーヒーの木の掻き回し棒と墨汁を使ったり、コピー用紙を自分なりに和綴じしたりしていますが、どうしてそうなって来たのですか?絵を描き始めてからの画材の使用歴はどういったものでしょうか? 

 使っている画材
東京転勤後に始めた車内素描では無印良品のノートにボールペンでしたが、川崎メンバーで障子紙に墨で描いた作品が2015年に現れ、大きな影響を受けて以来墨を使って追い求めています。色々と画材を試していますが現在は自分ではコントロールし難い木製筆を多用しています。どのような線が出てくるかはその日によって変わって来て偶然の面白さは格別です。珈琲屋(タリーズ)にあるマドラーはそれなりに弾力があり筆圧加減で様々な線が出て来ます。 

 コピー用紙を和綴じ製本したスケッチブックを常時持ち歩いていますが、毎日数枚の素描をしたいので高価なスケッチブックには手が出せないのが実情です。コピー用紙を綴じだけで安価なスケッチブックが出来上がるので手頃な存在です。
今後は墨による50号位の作品か、同じ大きさを油彩で重厚な色彩をと考えていますが、どうなるかは未知数です。




6、ご自身のテリトリーの川崎あるいは横浜辺りで楽がき会とUSkJがコラボ出来そうなアイデアはありますか? 

 楽描き会とUSkJのコラボアイデア 【スケッチブック展in
Yokohama】は年一度、山手ブラフ18番館ギャラリーで開催していますが、可能でしたらUSkJのメンバーにも加わってもらいより広範囲の集まりで開催できたら良いなと思っていますので、ご検討をお願いいたします。
現在は川崎メンバーに加え、博多、首都圏とメンバーが居て20名弱で開催しています。ギャラリーは3,000円/1日、6日間で18,000円、参加者さん負担は1,000円/1名(未成年は無料)。
出品作品はスケッチブックが中心で、額装作品も壁面展示が可能。
参考(私のブログですが…)→http://golowkajigaya.blog98.fc2.com/blog-entry-5109.html

以上、ごろぉさんのインタビューでした。

山手ブラフ18番館ギャラリーでのスケッチブック展のアイディアは、実は私もいつかUSkJのグループ展を出来たらそこでやってみたいなと漠然と考えていたので、毎年展覧会をやっているというお話には驚きでした。話し合いを進める前にブログでのコメントとして出てきたお話が将来実際に実現されたらいいなあと思います。このインタビュー企画でないと普段は聞こえてこない意見が聞けるのが面白いです!







もっとみんな繋がろう!Meet your USkJ friends interview: Kazunori Hosouchi

みなさんこんにちは!



長くて暗くて重い梅雨が明けたと思ったら、この容赦ない猛暑。。。

いくら文句を言っても猛暑は猛暑。もーしょーがない。。。(寒い親父ギャグ言って少し涼しくしてみてるけど、どうですか?)



こんな暑い日には居酒屋で冷たいビール(ホッピーも可)でも飲みながら、仲間のスケッチャーにでもインタビューしたくなっちゃうよね?というノリで、急に思い立って仲間の細内さんをインタビューしてみました!



細内さんのスケッチの特徴はその緻密な描写力。景色の全体像はさることながら、そこからさらに細かく描き込まれる風景のディテールは、見る側の好奇心をくすぐります。パッと見ただけでも描き込まれてることが分るのに、だからと言ってキツくない、どことなく親しみを感じられるスタイリッシュな仕上がりがあって、僕としてはいつも奥歯を噛みつつ「ぐぅ、、ぐぬぬ、、、」とか言ってます(笑)



絵から受ける印象もご本人も、やっぱりとてもまじめそうなんだけど、定例会で話しかけても、予想以上にフツーに接してくれるナイス先輩(僕より数年先輩のハズ)でもあります(笑)。今回もそんな人柄に甘えて、図々しくいろいろ質問させて頂きました。知ってるようで知らない細内さんが垣間見えるので、今回のインタビューも楽しんでもらえると思います。


















インタビューを試みた日も、既に原宿駅前でスケッチに勤しんでいた細内さん、アーバンスケッチャーズの鏡じゃないですか?!では、どうぞ!!







1、アーバンスケッチャージャパンにはいつから参加し、それは主にどの 形態ですか?(FB、インスタに投稿、スケッチ会参加、ブログ投稿、その他)



ワールドワイド版Urban Sketchersのグループに初めて投稿したのは、2014年の2月頃だったと思います。FBの友達だった台湾の女性がこのグループに投稿しているのを見て、面白そうだなと思ったのがきっかけでした。それまではFBに投稿するにしても、自分の友達だけに見てもらうだけでしたからね。お試しのつもりで投稿したのですが、たくさんのコメントをもらったり、何よりも世界のスケッチ人口がこんなにも存在することを知らなかったので、それは驚きでした。



それから間もなくして、久美さんから友達リクエストが届き、承認したら、今度はsketch crawlに招待されたんです。当初はどういうグループなのかも全く分からなかったのですが、好奇心が勝った。行ってみることにしました。もしも合わなかったら一回で終わりにしてしまえばいいと思ったし。それが2014年4月の浅草でのスケッチ会でした。





2、それ以前はどんな感じで描いてたんですか?趣味?先日FBで(子どもの頃)絵を習ってたとか読んだ気がしたんですが、細内さんの絵のルーツは?



そうですね。全てを描くと大長編になってしまいますので、幼少期と、再び描きまくるようになった30代以降の話にしましょう。



幼少期、何歳頃から「お絵かき」していたのかは憶えていませんが、母方の叔母が銀座の伊東屋で働いていたらしく、母の実家へ行くと外国製の画材が色々あったのです。一体どういう経緯で叔母がそれらを会社から持ってきたのか?今思えば不思議なのですが、子供はそんなこと考えない(笑)当たり前のように高級水彩紙に西ドイツ製のマーカーとかでお絵かきしていた、えらく恵まれた子供時代でした。



絵を習いに行っていたのは幼稚園から小2までの短い期間です。転校してお終いになってしまったけど、あのまま続けられていたらどうなっていたかなって、今も思うことがありますね。



絵画教室時代に初めて賞を受けたのですが、今も忘れない。雨の降る東京駅に停車中の新幹線の絵でした。あの頃から好きなモチーフは変わっていないです(笑)小学生から中学生にかけては、漫画家になりたいなあとか、絵を描く仕事に就きたいと漠然と考えていましたね。



31歳の時に船橋市の実家を出て杉並区高円寺で一人暮らしを初めました。

20代の頃は、上司とのお付き合いでカメラに凝っていたのですが、その上司はもうおらず、しかも一人暮らしにはお金のかかる趣味でした。そこで、子供の頃好きだった絵にもういちど取り組んでみようと思い、カンバスとアクリル絵具を買って、写真を見ながら風景画を描き始めたのですが、基礎を学んでいないので、どうも上手く描けないし、楽しくない。



ある時、書店で絵画の技法書を見ていたら、イラストレーターの永沢まこと氏によるスケッチの描き方の本が目に留まり、いきなりペンで輪郭を描き水彩絵具で色をつけるだけというシンプルな方法で、しかも外での現場描きにこだわるスタイル。これなら自分にも出来るんじゃないかと思って、 公園などに行き描き始めたのです。永沢氏のスクールに行く機会は無かったのですが、この本に教えてもらった方法が、その後一貫して変わらない私のスケッチのスタイルになっていきました。



そして、永沢氏のスクールに行けなかったために、逆にこれを自分のスタイルとして消化できたようです。





3、細内さんのスケッチ出発点に永沢まことさんが絡んでいたとは!でもホント、スクールに通わなかったが故、今の細内スタイルが確立されたのはとても納得がいきますね。



細内さんのスタイルはその描写の細かさ?緻密なディテールを描き込むのに、全体的にサラリとスタイリッシュに仕上げてくるところだと思うんですが(笑)描くモチーフは景色がメインですね?やっぱり描く楽しみは、そういう細かなところを追うことなんですか?



以前佃島での定例会で一緒になったときに、向こうにそびえ立つ高層マンションと手前のレトロ家屋、その周りの電柱電線をモチーフに選んでるのを見て驚愕したんです。僕はあえてそういう景色は選ばないので、え!?その景色?選んじゃうの?!え、マジで描くの?!みたいな感じで(笑)



*これがそのとき描かれた作品↓やばくないですか?!










私のスケッチがスタイリッシュかどうかは分かりませんが…(笑)

細かいディテールにこだわりが強いのは確かです。青春18きっぷを使っての鉄道旅行が好きだったのですが(いわゆる乗り鉄です)、旅先で見かける地方の古い駅舎や古民家、農協や日通のレンガ造の倉庫を、写真に撮っているだけではなくて、サラリとスケッチ出来たらステキだなと思っていたんです。



私は建築の専門家ではないので、詳しいことは分かりませんが、古民家には地域によって様々な建築様式があって、その特徴をスケッチで捉えていく為に、細かい部分もしっかりと描いていくしかないので、何回も描いていく内に着眼点か養われてきたんじゃないかと思います。そして、建物を引き立てる小道具(電柱、丸ポスト、自転車etc)、ああいうのが生活感を醸し出す要素なんです。



佃島でのスケッチ会の話が出ましたが、あれは新と旧の対比を表現したかったんですよね、はっきり言うと、私タワーマンション嫌いなんです。あんな単調で無機質で描いててつまらない物は他にありません。





4、ああ、なるほど、建物を引き立たせる小道具!確かに細内スケッチにはそういうちょっとした味のある物が入ってますもんね?それがスケッチ全体を固くさせずに雰囲気よくさせる秘訣なのかな?



他に何かコツ?というか細内スケッチ的に気にかけてる事とかありますか?他にこう言うディテールの効いたスケッチをしたいと思ってる人に、アドバイス的ななにか?



この間はコメント欄で、最初に電柱なり目安になるものを先に描くとか言ってましたが。僕なんかは、あれだけ手の掛かりそうな対象を前にして、どういう心構えで挑んでるのかな?とか、興味ありますもんね?(笑)



うーん。難しい質問ですね。アドバイスとか、そんな、描いてる最中は、ミスらないようにもう必死なんですよ。



一つ、心掛けていることがあるとしたら、観察することによって対象物を知りたいという気持ちを持ち続けていくということでしょうか?興味ある事って、深く知りたいと思うでしょ。この建物はこの地にあってどういう歴史を歩んできたのかとか、ここの住人はどんな生活をしているのだろうかとか、想像(妄想)しながら描いてますね。どちらかと言うと、ググれば経歴がすぐ分かる立派な建物よりも、名も無き建物を描きながら勝手に妄想を膨らませるのが好きですね。



*こちらも僕個人のお気に入り。この全体像の奥行感!現場にいて引き込まれるような錯覚がしません?↓












5、スケッチのアプローチは永沢まことさんのスタイルから始まったとの事でしたが、細内さん、今もペンで直に描くスタイルですか?いつも使う画材、ペンやスケッチブック、水彩絵具の種類など教えて下さい。



スケッチ会ではペン描きに熱中しているだけで時間切れになってしまうし、一人でスケッチする時は、現地では基本ペン描きしかしないので、必要最低限のアイテムしか持って行きません。



【ペン】以前は永沢流の推奨(?)する、ピグマのみでしたが、ピグマは後に挿したキャップが落ちやすいことと、ペン先の感触が柔らかい感じがするので、数年前からは、呉竹のMANGAKAの0.1㎜〜0.3㎜を数本(ピグマよりも硬い感触)、シャドウ塗りつぶし用に太めのピグマ、看板や道路標識の赤文字を書き込むためのピグマ(赤)、描き始めに当たりを付けるための芯ホルダーまたは鉛筆。消しゴム。









【スケッチブック】ベーシックな物ですが、マルマンのvifart 水彩紙の中目F3かF4、そしてちょこっとスケッチしたい時のためのB5のスケッチブックです。



【水彩絵具】スケッチを始めた2003年頃に購入した、VANGOGH水彩絵具がベースになっていますが、その後WNやラウニーやホルベインなどと交換したり、かなり自分仕様にカスタマイズしてますね。そして、ニッカーポスターカラーのピンクとスカイブルー。ホルベインのシャドーグリーン。透明水彩の発色の弱い部分を補ってくれます。









【筆】性格なのかなぁ、繊細にちまちま色をつけていくので、細めのビジュアル筆やトールペイント用の筆、そして面相筆の出番が多いですね。





6、すごい、これ楽しい!人の道具とか(笑)とても興味深いですね〜。

景色や建物を描く際、事前に描く場所は決まってることが多いんですか?そこを描くために足を運ぶほう?それとも散歩してて良い場所を見つけたら、描いてみる?



僕は主に人を描くのが好きで、描きたい人が目についたらとりあえず描き始めちゃうんですが、逆に建物を描くとなると見積もったりするんですよね?こうしようかな?あそこは描けそうだな?とかね?そういうことをああだこうだしてる間に描く時間もなくなったりして(笑)



細内さんの場合そういう見積とか?事前に躊躇する感じ?みたいのはやはり少ないんですかね?



それは、どちらとも言えないですね、スケッチを始めた頃は、漠然と何も決めずに出かけ、さまよい歩いた挙句、結局何も描けずに帰ってきた、なんて事がよくありました。後になって思い返すと、絵にしたい場所は確かにあったのですが、それをスケッチする技術がついていないとか、時間がなかったとか、理由をつけて尻込みをしてしまったのです。



今は特に決めずに出かけても、何かしら見つけて描いてくる自信はあるので、近い場所でのスケッチ歩きだったら特に描くものは決めて行きません。uskのスケッチ会でも解散してから10分位、辺りをウロウロしてから描き始めています。ただし、遠くへ旅行に行く時には、最低これだけは描こうというのを一つ決めて行きます。大阪だったら通天閣描こうとか。旅費がかかってますから、元は取らないとね。





7、ご自分の今のスケッチに落ち着くまでに参考にしたり、影響を受けた作家さん、アーティストっているんですか?あと、アーバンスケッチャー(全世界で)お気に入りのスケッチャーがいたら3人ほど教えて下さい。



影響を受けた作家、アーティストを挙げるなら、幼少期は安野光雅氏 絵本「蚤の市」とか好きでした。小道具を描くことが好きなことは、きっとそこからの影響ですね。



20代の頃は、漫画家つげ義春。「赤い花」「ねじ式」とか知ってますか?宿場、漁村、秘湯、日本の原風景に開眼したのは、彼の作品がきっかけだったと思います。それから、前述した通り、永沢まこと氏ですね。



アーバンスケッチャーは、2人挙げます。1人はStephanie Bower 一昨年渋谷でのワークショップに参加して、遠近法の手ほどきを受けてから、ぐっと上達したと実感するんですよね。そして何と言っても、正確な遠近法に裏打ちされた彼女のスケッチは見ていて気持ちいいんです。



2人目は愛知県のスケッチ名人、加藤要治さんです。今はコロナで自粛しておられますが、自家用車で全国を旅し、スケッチしまくっている。私もああやって、若い頃と変わらずロマンを追いかけて生きていきたいと思いますね。





8、質問が前後しますが、画材にポスターカラーも使うとか、そう言うのは必要から模索したんですか?それとも何かしら影響があったとか?誰かから勧められたとか?



あと色は家に帰ってから写真などを参考にという話を聞いたりしていますが、その色の塗り方やなんかは独学ですか?参考にされてるアーティストなどいるんでしょうか?



ポスターカラーを使うのは、透明水彩には出せない色だったからですね。いつだったかバラを描いたことがあるんですが、ウィンザー&ニュートンのローズピンクで色を付けたのですが、沈んだぼんやりした色しか付かなくて、思っていた色と違ったわけです。それで、何で知ったかはよく憶えていないのですが、ジブリのアニメの背景美術がニッカーポスターカラーで描かれていることを知り、あれって使えるんじゃないかなって、思ったわけです。ポスターカラーは安いし、それで試してみたら、明るくハッキリした発色で、おっ、これイイんじゃないという感じで使い始めたと思います。



色の塗り方は、永沢まこと氏の本を見て参考にしたまでのことです。

でも、最近は水彩の本来の技法である、滲みやぼかしも取り入れてみようとしていますね。





9、細内さんの使ってる色で、歴代一番好きな、コイツは(使う頻度とか関係なく、色として)好きなんだよな〜♡と言う一色があれば教えて下さい(笑)



性格診断みたくなって来ましたね(笑)

グリーン系ですね。以前はサップグリーンでしたが、最近は渋めのオリーブグリーンも良いかと思っていますよ。





10、アーバンスケッチャーズの活動として、今後やってみたい事とかあれば教えて下さい。(ワークショップやデモンストレーション?など)



今後の活動についてですが、人数が増えてきたので、定例スケッチ会を月2回開催とか、東東京チームと西東京チームで同時開催するとか(もちろんどちらにも参加自由)、参加しやすくしてもらえると助かります。いずれもコロナが収束してからの話ですけどね。





11、また話前後しますが、いつもFBなんかで上げている街角スケッチ、それぞれ違うとは思いますが、だいたい街角でスケッチするときは時間的にどれくらいで描いてるんですか?



描く題材にもよりますが、F2やF3サイズでしたら、現地でのペン描きだけで、40〜50分位ですね。







↑これはスケッチを始めたばかりの2003年頃の作品ですが、これを描くだけで2時間以上かけていたと思います。



初期の作風、またこれは面白いですね!










FBのUrban Sketchersグループに初めて投稿してみた絵です。日本人で入っている人は少なかったらしく、反響が大きくて驚きました。









2014年の浅草でのsketch crawlで初めて描いたスケッチです。他の人はどんな絵を描いてくるのかドキドキしながら描いてましたね。









一番描いていたのは、2010年から2015年頃です。半分本気で画家になりたいと思っていたのか、あの頃の作品には気迫が感じられるものいっぱいあります。こちらは郡上八幡にて、2013年ですね。まあ、この頃はよく遠出して描いてました。









スケッチを始める以前、色々と模索していた時期。つげ義春風の細密なペン画を描いてみたりしていました。





12、他になにか言い足りない、こういう面白いエピソードもあるよ的な何か、あれば教えて下さい。



ではお言葉に甘えて。

ここ数年やっていることの一つが風景のアーカイブですね。特に渋谷とか、この10年ですっかり変わってしまいました。写真で記録している人はかなりいると思うけど、スケッチで記録している人はあまりいないのではないかな?ゆくゆくは20年スパンで渋谷の風景だけで展示やっても面白いんじゃないかなって思っているんですよ。



きっかけは、東横線の渋谷駅が地上だった時代に何気なく描いた一枚。これが始まりで渋谷ではちょくちょく描くようになりました。ただ、それまでは地方ばかり歩いていたので、都会の風景は慣れなかった。都会の街中を躊躇うことなく描けるようになったのは、USkJapanに参加するようになってからですね。USkJapan道場で結構鍛えられましたね(笑)









おお〜なるほど!それは面白い。ほんと、渋谷なんてずーーっと変化し続けてますもんね?ある意味、ロケーションアーカイブはアーバンスケッチの存在意義に近いところもありますもんね?素晴らしい。





13、例えば僕なんかだと、ある時期まで色んな人の作風を見て影響されたり、刺激を受けたりして、憧れに近づこうだとか、好きな作家の本を買って作風を真似たり、取り入れたりしましたけど、最近はようやくそういう欲求も落ち着き、諦めというか、自分はこういう風にしか描けないな?というところで自分なりのスタイル?に落ち着いてきたんですが、細内さんなんかもそういう葛藤がありましたか?



そして、ある程度それを克服した今、何をキッカケに?そういう自分なりのスタイルであるとか、作風を肯定できるようになりました?もしそういう作品がったら見てみたいですね。



憧れの作家に近づくという点では、前述の3人の先生の画風や世界観って、割と自分の物に出来ているんじゃないかって思うんですよ。自画自賛ですけどね。それよりも、ペンで描く永沢流を軸にした描き方って、美術界(ムラ)ではやや異端視されているようで、永沢門下生の人と話していても、時々そういう話は出るんですね。日本画家の千住博の本を読んでいたら、「私はこういうのは違うと思うので」とハッキリ書かれていましたし。なんだか悔しくて、その本、BOOKOFFでさっさと売ってしまいました(笑)



それでもね、やっぱり大作家の言う事って、記憶に残るんだよね。このやり方じゃダメなんじゃないかなと思ったり。それでペン描きを一時期遠ざけて、鉛筆での人物デッサンをかじってみようとしたり。四谷デッサン会に行ってみたのも、そんな迷いがそうさせたのかもしれません。



でも結局、いつものペンスケッチが馴染んでて、結局元の所へ戻ってきちゃう。近頃はそんなことを考えることも少なくなってきましたね。美術とか追求しても、果てしがないような気がして。本業も忙しいですし。自分の好きなように描いてて、それでファンになってくれる人が何人かいてくれたら、それで十分だと思います。





なるほど、、、。僕ももう数回元のところへ戻ってくるやつやってます(笑)

やっぱりみんなそうなんですね。



大作家のコメントの影響力、怖いですね(笑)でも、また戻ってこれて、引き続き自分の作風でスケッチをできてて皆をおおっと言わせているのが一番健康的に見えますね。



、、、というわけで、みなさんいかがですか?

正直、こんなに沢山語ってくれるとは思っていなかった部分もあって、こちらも聞きたいことが多くなってしまい、こんな具合です(笑)



でも、実物の細内さんも、こんな感じでフツーに色々と話してくれるので、あまり知らないはずなのに、前から友だちだったみたいな気分にさせてくれます。とても話しやすいのです。



コロナが落ち着きまたみんなで描けるようになった時、そして細内さんと一緒になるチャンスがあったら話しかけてみて下さい。きっとまた面白い話が聞けると思いますよ。



細内センパイ、インタビューに応じてくれてありがとうございました。

落ち着いたら、ホッピーのみに行きましょう(笑)






みんなもっと繋がろう!Meet Your USkJ Friends: Interview with USkJ Founder Kumi Matsukawa

 

さて、MeetUSkJfriendsのコアメンバー紹介インタビュー第二弾です。芯のあるスケッチと独創的なアイディアでいつも刺激を与えてくれる久美さん。

For my second blog post, I will bring to you the interview of another USkJ core member, Kumi Matsukawa, who never fails to inspire with her solid skills and unique ideas. 


現在は天草に住んでいる私は東京にいる頃から、アーバンスケッチャーズが日本にもあるらしく久美さんが中心的にやっているらしいということは何となく認識してはいました。しかし自分はそのころスケッチを始めたばかりで、うーん、久美さんも皆さんも上手だなあ、私はまだまだだから参加したいけどどうしようかなあ、などなどと思っているうちに東京を離れてしまいました。

Since the time I lived in Tokyo, I knew that she seemed to be the person organizing the urban sketchers group in Japan. However, I had only just started sketching at that time, and was not confident enough to participate in the meet ups with Kumi-san and all the others masters.


だから今回自分がこんな風にインタビューさせていただけることになるなんて思ってもいなかったですし、本当に光栄です。もう一つの言い方をするなら、坂本九も歌っていたように、全てのことにそれぞれの「素敵なタイミング」があるのかもしれません。

So I never thought that I would be interviewing her like this one day, and am very grateful for it. To put it another way, I suppose there is a “wonderful timing” for everything, to use a phrase from the famous Japanese singer Kyu Sakamoto’s song.


それはそれとして、期待通りとても読み応えのあるインタビューです。皆様どうぞお楽しみください。Be that as it may, it is a very interesting interview as expected. 



1.1番初めに絵を描こうと思ったきっかけは何ですか?

1. What made you decide to draw in the first place?


子供の頃お隣に住んでた10歳年上のお姉さんが絵が上手で、影響を受けたんだと思います。多分サッカーの好きな子供は毎日飽きずに何時間でもボールを蹴って 遊びながら少しづつ実力をつけていくように、自分にとって絵を描くことは幼い頃からの日常であり、楽しみであり、言ってみれば紙と鉛筆が自分のベストフレンドでした。スポーツ、音楽の分野は全然芽が出なかったけれど幼稚園生の段階で自分は絵描きになるんだって決めてました。


As I remember, I was influenced by a girl ten years older than me who lived next door. She was really good at drawing. Just like kids who love to play soccer always practice shooting and dribbling tirelessly for hours, for me, drawing has been a part of my daily activity, and joy. I can say that pencil and paper have always been my best friend. Sports and Music never became my forte, but Art did. I was determined to become an artist one day since the time I was in kindergarten.



2.アーバンスケッチャージャパンにはいつから参加し、それは主にどの形態ですか?(FB、インスタに投稿、スケッチ会参加、ブログ投稿、その他)

2. Since when are you participating USk Japan, and on which platforms? 


私はアーバンスケッチャーズのインターナショナルブログのTokyo correspondentとして2009年より参加しているのですが、他のスケッチ仲間も気軽に参加できる同様の場を作りたいと思ってアーバンスケッチャーズジャパンFlickrグループとアーバンスケッチャーズジャパンのブログを設立したのが2012年の4月で、Facebookグループを立ち上げたのが 2017年です。つまりそれ以来ということになります。

FlickrとブログとFacebookでは管理人であり、投稿者でもあり、コアメンバーとしてスケッチ会の企画する傍ら参加者でもありという立場です。また、インスタにも投稿しています。


I myself have been participating in Urban Sketchers International blog as a blog contributor (Tokyo correspondent ) since 2009. This enables me to see and show what's going on elsewhere in the world through our sketches and stories.  And I wanted to create a similar platform for other sketchers in Japan. So I founded Urban Sketchers Japan Flickr group as well as Urban Sketchers Japan blog in 2012, then I made Urban Sketchers Japan Facebook group in 2017. So officially I'm the founder of these groups and am a contributor as well. I plan sketch meet-ups or other events with other core members and naturally participate in them when I can. I also post my sketches on Instagram.



3.どんな題材をスケッチするのが好きですか?また描くときはまず何から始めますか?(大体の構図を考えますか?それともただランダムな一点からいきなり描き始めますか?)

3. What subject matter do you like to sketch the most?And how do you start when sketching something. Do you think about the overall composition first and map it out in your head or on paper, or do you just start from some random point and take it from there?




この3点は、建物を先にスケッチして人物を加えたもの


題材はあらゆるものをなんでも描きたい人です。イラストレーターという職業柄、なんでも描けないといけないので。何から描くかはその状況によるので一概にこうと言ったルールはないんですが、例えば風景メインでそこに人物もいるという描写ならば先に景色や建物をしっかりと描き、仕上げに人物を配して完成とすることが多くて、逆に人物メインのDrink & Drawや電車内でのスケッチの時は人をなるだけ早く捉えたいのでランダムに人物を描き込みながら、合間に背景を描き足すことが多いですね。


I like to draw anything and everything I see. As an illustrator I have to be able to draw any kind of subject. How I start a sketch depends on the situation, but I often draw firm objects such as landscape or architecture first, then add people as a final touch to give the sense of space in the drawings. On the other hand, I draw people randomly as quickly as possible before they change their posture, and describe background details from time to time, especially when drawing at Drink & Draw or in the train. 




この3つのスケッチは人物中心に描いて、後からあるいは合間に背景を加えた

4.アーバンスケッチを始めたことはあなたの日常に何をもたらしましたか?

4. How has urban sketching changed your life?


何しろ国内外のスケッチ仲間と呼べる人との繋がりがどんどん広がったことと、知らない土地に行く機会ができたことです。アーバンスケッチャーズジャパンのスケッチ会も、アーバンスケッチャーズのシンポジウムもなかったなら行くこともなかったであろう場所に行くことになり、その土地でスケッチすることを通じて広がった世界の多いこと。この特殊な活動とコミュニティーは自分の人生にかなりなインパクトを与え続けてくれています。それからスマホを眺める時間の多くがアーバンスケッチ関連なのもかなりの影響です。まあそれだけ目が離せない作品と日々出会ってるということですか。


Some of the biggest impacts are how I made so many sketcher friends through Urban Sketching, and how large part of my recent memories are filled with sketch related travelings! Thanks to sketch events such as meet-ups and Symposiums, I have so many opportunities to discover new places and new people. Checking each other's sketches on the internet broadens our community, and creates unity.  The downside is that the amount of time looking at the smartphone each day increased. But this also means there are many must-check contents in the Urban Sketching community.


5. アーバンスケッチャーズのコミュニティー(全世界)で好きな(憧れ)のスケッチャーがいましたら、3名ほど教えて下さい。また、好きな歴史的画家も3名教えてください。

5.Tell us 3 of your favorite sketchers in Urban Sketchers’ community. Also, tell us your three favorite historical painters.


とても3名に限定なんてできないほどたくさん憧れのスケッチャーがいるということを前置きしておいて、一人目はシカゴのDonald Owen Colleyです。彼のFaber-Castellのマーカー使い、素晴らしい人体や自然の構造の理解と指紋を利用したトーンとテクスチャーの表現の素晴らしいこと!見る度にうなります。特に人物描写が好きです。

2人目はミャンマーのArkar Mayo。 彼とはThaiでのAsia-Linkのイベントで会って以来いつも投稿をチェックしていますが、彼の水彩画の表現力と言ったら、絶妙な緩急を操るオーケストラを聴いているよう。特に風景画が好きです。

3人目はシンガポールのKenneth Chin。動物をよく研究していて深い理解と興味に基づいた描写力が魅力的な、若くて才能ある一人です。彼の動物画が好きです。


歴史的画家も選びきれないほど影響を受ける偉人がいる中、アーノルド・ベックリン、ギュスターブ・モローなど、確かな画力の上で空想の世界を描き上げていて、ギリシャ神話の世界観を可視化した人たちが好きですし、サルバドール・ダリもある意味では現代のコンセプトアーティストのようだと思えます。そう言った意味ではイラストレーター目線で選んでいるかもしれません。


There are so many sketchers I admire, and being limited to pick three only is a tough decision. Having said so, firstly, Donald Owen Colley  from Chicago is the one I like most. His tactful usage of Faber- Castell markers is a jaw dropper. He controls tone and texture utilizing his fingerprints so skillfully. I especially love his drawings of people.


Secondly, I choose a watercolorist named Arkar Mayo who lives in Myanmar. His works remind me of listening to symphonies with a beautiful flow, from calmness to excitement. I love his landscapes a lot.


Thirdly, I want to introduce Kenneth Chin who lives in Singapore. His love of animals and deep understanding of them comes through in his drawings. I love his animal drawings.


I would pick following historical painters as inspiration. Arnold Böcklin,  Gustave Moreau, and Salvador Dalí.

 They all have firm artistic skills and a great understanding of anatomy, which allows them to create believable scenes of mythology and unrealistic or surrealistic worlds.

 I see a connection with current concept illustrations when seeing their work. So I might have picked them through an illustrator's point of view.  


6.普段どんな画材(ペン、筆、スケッチブック、絵の具など)を使っていますか?

6. What kind of art materials do you normally use?


モレスキン社、ランドスケープ形式のスケッチブック


その日の気分でまちまちです。絶対にガッツリ描いてやるぞという意気込みの時はモレスキンのランドスケープ・フォーマットや、アルシュのスケッチブックを使ったり 水彩絵の具も大きなパレットを持っていくけれど、特にスケッチのために出かけるんじゃないけどとりあえず道具は持ち歩こうという時は、百円ショップで買ったのや、人からいただいた御朱印帳みたいなもので、とりあえず小さくて軽いことを優先して、絵具もカスタムメイドした最小限の色数(多くの場合ホルベインやウィンザーアンドニュートンから6、7色)の絵具とウォーターブラシだけで描いたり。ペンもいろいろ揃えてみたものの、これじゃなきゃダメというこだわりがなく、とりあえず手当たり次第、そこにあったものを気分で持ち歩くので、毎度新鮮にあら、これってこういう使い勝手なんだ、って驚いたり。ある意味毎回画材も画題も即興(improvisation)です。

カジュアルなスケッチブック


ボールペンを使ったスケッチ

I really don't have much preference regarding materials. But when I am determined to draw seriously, I bring a large Moleskine landscape format or Arches sketchbooks, while when I have no intention to sketch but just bring some in case I may encounter a sketch-worthy scene, I bring cheap and handy ones that I bought in a dollar shop. My priority is whether the tools are handy or not. If you bring a fountain pen, then there are occasions when you recognize that the ink doesn’t flow when you want to draw. I cant’t stand this situation so I rather bring a ballpoint pen because you can see how much ink is left.

Although I have many kinds of watercolor pigments from different brands, I usually bring a custom made pallet which contains only six or seven colors (often from Holbein, Windser and Newton). I carry a few water brushes.  These are the norm. 


7. もしも無人島に行くことになって紙以外に一つしか描くためのツールを持っていけないとしたらどの画材を持って行きますか?

7.What would be the one art tool you would take if you were going to a deserted island?


無人島に行ってそこで描いたものをSNSで発信できるならボールペンかも。

そこに行って、もう誰とも繋がることもなく、そこで一生を終えるという事態なら、絵を描くよりもっと長く保存されるように石や岩に作品が残せる削る道具かペンキとかかもです。

 

If the situation allows me to post my drawing through SNS, then I will take ballpoint pens, while if I am to have no chance to be connected with the world and my life must end there, I will want to preserve my work longer. So I will take a chisel to inscribe on rock surfaces or on wood. Or paint may work too in that case.


8. アーバンスケッチャージャパンでの活動として、今後どんなことをしていきたいですか?(地元地域、グループ全体への提案、SNSでの活動など)あれば。

8. What other activities would you like to do with USk Japan in the future?


地方自治体や企業とのタイアップでできるワークショップだったり、もっと違う組織とのコラボレーションでスケッチの活動に広がりが持てたら面白いだろうなあと漠然と思っています。コロナ禍が治って安心して出かけられるような世の中になったら、例えば地方のある地域に出かけて行って、みんなでレポルタージュスケッチをし、それを発信することで関心を持ってもらうプロジェクトなどできたらと思います。ポルトガルではアーバンスケッチと観光を繋いだ試みがうまく行ったという話をチラリと聞いたことがあります。 そんなことができるようになるためにも、絵を描くばかりでない違う経験やノウハウのある仲間が増えるといいなと思います。


I am vaguely dreaming of USk Japan and local governments or certain companies collaborating to have sketch events. For instance, I have heard that USk Portugal dispatched skechers to certain locations to make sketch reportage of certains region's charm for the tourist industry, and this experiment went successful. I think we can do similar things.  When Covid-19 becomes less of a threat,  even if I am not able to have tie-ups, still I want to visit some unknown area in Japan and make sketch reportage of these places. If we can, why not have a sketching tour as a group? In order to make such a dream come true, we need more participants who have different experiences, knowledge, and connections other than passion to sketch. Are there anyone else who is interested in this?



いかがでしたか?私は特に、無人島で何処にも発信できず生きなければならないとしたら絵を残すために岩にでも刻むぞという久美さんの心意気が印象的でした。

I hope you enjoyed her interview. I was especially struck by Kumi-san’s passion felt from her answer that she would engrave her drawings with a chisel if she was stranded on an island with no human connection.


それに、今後の活動で、観光のためにスケッチャーたちが日本の特定の地域をスケッチして発信するというのも、今私がいる天草にもぴったりじゃないかと思ってとてもわくわくしました。

Also, her idea about doing a reportage sketching tour to certain areas in Japan to let people know the attractions of the place for the sake of tourism also sounded very exciting to me because it seemed perfect for Amakusa where I live now. 


コロナの脅威が収まったら、楽しみなことがたくさんですね。久美さんの新たな構想に「素敵なタイミング」が来ますように。

There are so many things to look forward to once Covid-19 is no longer a threat. I hope a wonderful timing will come to realize Kumi san’s new ideas.


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